年末の大掃除からお正月を終えて、ほっと一息ついている方も多いのではないでしょうか。そんな時こそ、家事や掃除などの家仕事を見直す良いタイミングとも言えます。

ライフオーガナイザーで、片付けのプロである中山あいこさんの新刊『ためこまない暮らし 日々の家しごとを新鮮に』では、日々のルーティンを見直したくなる、無駄のないシンプルな暮らしの知恵がたくさん綴られています。


ためこまない暮らし 日々の家しごとを新鮮に
中山 あいこ
エムディエヌコーポレーション
2019-12-11


例えば、フェイスタオル、ティッシュペーパー、食器棚、カーペット、テレビ。これらは中山さんが手放したものですが、いつも当たり前のように使っているものが「本当に必要かどうか」を考え直すことも大切です。手放した理由は、他のものに代用できたから。フェイスタオルはガーゼ素材のバスタオルに、ティッシュペーパーはガーゼやふきんで代用し、食器棚に入れていた食器はシンク下の収納するようになりました。
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(拡大画像はアマゾンの商品ページから)

家事をスムーズにするためのアップデート方法も興味深いです。例えば、「保存容器を1種類1サイズに統一する」ことで、容器が重ねやすくなり、蓋と本体がバラバラになって神経衰弱をすることがなくなるのだとか。「野菜などの食材は、先に切っておく」と、普段の食事作りが格段にスピードアップします。掃除を楽にするために「オーブントースターにアルミホイルを敷く」技や、メイクを時短できるように「オリジナルのマイパレットを作る」ことも、機能的で素晴らしいアイデアだなと感じました。

片付けが楽になる、収納の仕組みづくりも参考になります。玄関での靴の出し入れをスムーズにするために「下駄箱の扉を外す」、子ども部屋は子ども自身が片づけやすいよう「ワンアクション&見える収納に」、「衛生品はストック1のルール」など、当たり前だけど無駄を極力なくしシンプルにする、ストック品も自分なりのルールを決めることで、過剰ストックを防ぎます。

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中山さんが日々取り組んでいる、数々の手仕事も見どころです。スワッグやドライフラワー作り、味噌作りに梅仕事、らっきょう漬けなど、季節を感じる素朴な手仕事は、すぐに真似したくなります。マフィンやプリンなどの手作りおやつ、バレンタインやひな祭り、子どもの日などのイベントごとに作りたい簡単レシピなど、14歳&4歳のお子さんを育てる母親らしい、素朴であたたかな視点にも好感がもてます。

中山さんの暮らしとの向き合い方は、とても人間的で健康的です。季節や時の流れに寄り添いながら、昔ながらのことも大事にしつつ、バージョンアップすることを忘れない。現在を生きる私たちに、本当の意味で“ちょうどいい”“バランスのとれた暮らし”を提案してくれています。

中山さんのブログ『生活のメモ』と合わせて、ぜひ読んでみてくださいね。


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