こんにちは、ライブドアブログ編集部です。
漫画ブログ『ふくよかまるみのピリカラ人生』が、このたび月間1,000万PVを達成しました! 管理人のふくよかまるみさんにお話をうかがいました。

▲ふくよかまるみさんのイラスト入り特製トロフィーをお贈りさせていただきました!

▲ふくよかまるみさんのイラスト入り特製トロフィーをお贈りさせていただきました!
突然の月間1,000万PV達成に驚き! 達成のきっかけは「恐怖のつきまといオトコ」
ーー月間1,000万PV達成おめでとうございます! 達成できたとわかったときのお気持ちはいかがでしたか?前月のPVがそこまで伸びていなかったので、月間1,000万PVは絶対達成できないって思ってたんです。なので本当にびっくりして、実感がわかない感じです。
ーー急に伸びたんですか?
そうですね。ある日突然倍以上にPVが伸び始めて、月間1,000万PVまで伸びて驚いています。ちょっと伸びたきっかけがわからなくて……ラッキーだったなという感じです。携帯電話代ぐらいをブログ収入で払えたらいいなって思って始めたので、今の状況にびっくりです。
ーーそうだったんですね。でも、まぐれではなくブログが面白いからこその結果だと思います。ちなみに、月間1,000万PV達成の決め手となったと思われる連載はありますか?
月間1,000万PVのきっかけになったのが「恐怖のつきまといオトコ」かなと思います。
ーーあれはかなりインパクトのあるお話でしたね。男性の見た目の描写もすごくリアルで。
「一万円札でガンガン買い物をする小学生の話」で人気が出たときにかわいいキャラクターのおかげなのかなと思っていたので、おじさんが主要キャラクターの話は読者離れが進むのかと思いきや逆に受け入れてもらえたので「自分の好きな路線で行っていいんだ」って気づけた作品ですね。
ーーこの路線は大正解だと思います。コメント欄は悲鳴が上がるほど盛り上がってましたね。
そうなんです! 「夢に出てきた」というコメントをいくつもいただいて驚いてたら自分の夢にも出てきて、めっちゃ追いかけてくる夢を見てこれは怖いと。それぐらい強烈にみんなの意識の中に残るような怖さがあったのかなと思います。
ーー読んでいて本当にリアルでしたし、ありそうな話だなと思いました。
そうですね。警察に捕まったりはしないんですけど、ギリギリのところで迫り来る感じが怖かったなと思ったので描いてみました。

▲恐怖のつきまといオトコ1 : ふくよかまるみのピリカラ人生より
敵キャラの顔は、醜くブサイクにではなく根底にある嫌な部分が表情で出るように描いている
ーーブログ運営をする上で、工夫していることなどはありますか?
全然偉そうなことは言えないんですけど、何かこれからの方のヒントになればと思うんですが、Instagramは平日の20時台が見てくれる方が多いと聞いて、ブログは20時よりちょっと早めの19時半に更新して、その後にInstagramを更新して漫画の続きをブログに見に来てもらうようにしています。これが今は一番効果があるかなあと思ってやっています。
ーーその時間だと、帰宅中の電車やおうちでのくつろぎタイムに読んでくれているのかもしれないですね。
あと、最初の頃はブログランキングをよくチェックしてました。「今この人が人気なんだな」とか「この人のブログ面白いな」とか、そういう分析もブログには大事なんじゃないかなと思います。
ーー確かにそうですよね。そういった努力の甲斐もあってか、月間1,000万PV達成後も好調が続いていますね。
全然偉そうなことは言えないんですけど、何かこれからの方のヒントになればと思うんですが、Instagramは平日の20時台が見てくれる方が多いと聞いて、ブログは20時よりちょっと早めの19時半に更新して、その後にInstagramを更新して漫画の続きをブログに見に来てもらうようにしています。これが今は一番効果があるかなあと思ってやっています。
ーーその時間だと、帰宅中の電車やおうちでのくつろぎタイムに読んでくれているのかもしれないですね。
あと、最初の頃はブログランキングをよくチェックしてました。「今この人が人気なんだな」とか「この人のブログ面白いな」とか、そういう分析もブログには大事なんじゃないかなと思います。
ーー確かにそうですよね。そういった努力の甲斐もあってか、月間1,000万PV達成後も好調が続いていますね。
「イライラする」というコメントが続出したり、熱中して読んでいただいています。6月も月間1,000万PVを超えられたらって思いながら、がんばってます。
ーー今連載中の「SNSで友達を作ったらひどい目にあった話」も、かなり印象的な敵キャラが出てきますね。
実はあのキャラクターは名前や年齢は少し変えていますが、顔はそっくりに描いています。性別問わず、その人の根底にある嫌な部分を表情で出したいなと思って全力で楽しみながら描いてます。
ーー本当に表情の描き方がお上手ですよね。絶妙に嫌な感じが出ていて。
あまりにもやり過ぎて人間じゃなくなっちゃうと冷められちゃうかなと思うので、そこはちょっとリアルに、忠実に、やり過ぎないように描かないとなと思いながらも、なかなか難しいですね。
ーー具体的にはどんなことに気をつけて描かれていますか?
例えば、物語の敵キャラに位置する人の顔は醜くブサイクに描いてるわけじゃないんですよ。鼻もスッと高いですし、ブサイクじゃなく表情をいろいろ感じてほしくて描くんです。
ーー確かに、そう言われると敵キャラはブサイクではなく、底意地の悪い感じが表情に上手く出ていますよね。キャラクター描写もリアルで、その辺にいそうな気がします。
「こんな話、実際はないでしょう」とも言われるんですけど、「私の友達に似てます」とか「過去にそういう人いました」とか読者さんのコメントでいただくことも多いので“いるところにはいる”という感じで、そこがリアルなのかなって思います。

▲SNSで友達を作ったらひどい目にあった話1 : ふくよかまるみのピリカラ人生より
あきらめていた漫画家の夢にブログで再挑戦! ブログは自然体で描けて、収益も出るからがんばれる
ーー最初にネットに漫画をアップし始めたのはいつ頃でしたか?
最初は2018年にInstagramで始めて、約半年間でフォロワーさんが3万6千人ぐらいまで増えてうれしかったんですけど、自身の体型について描いた記事で炎上してしまって2年間ぐらい漫画が描けなかったんです。でも2万人ぐらいのフォロワーさんが残ってくださっていて。2021年の8月にもう一回がんばろう、今度はもっと伸び伸び描きたいなと思ってブログを始めました。
ーーよく決心してくださいました!
ほんと始めてよかったです。いいことしかないですね。ちなみにライブドアブログにしたのは、5年ぐらい前に友達と『まめきちまめこニートの日常』を読んで「面白いね!」っていっしょに盛り上がってたのを思い出して、改めて読んだらやっぱり面白くて「よし、私も始めよう!」ってなったのがきっかけです。
ほんと始めてよかったです。いいことしかないですね。ちなみにライブドアブログにしたのは、5年ぐらい前に友達と『まめきちまめこニートの日常』を読んで「面白いね!」っていっしょに盛り上がってたのを思い出して、改めて読んだらやっぱり面白くて「よし、私も始めよう!」ってなったのがきっかけです。
ーーそうだったんですね。ライブドアブログを選んでいただけて光栄です! ブログをやっていてよかったことなどがあれば教えてください。
9歳の頃から出版社に漫画を投稿し始めて20歳の頃には持ち込みをしていたんですが、全くダメだったんです。これは無理だなあとあきらめていたので、ブログを始めてからいろんな人に読んでいただけるようになって、収益という形でお金がいただけるということはすごくありがたいなと思っています。
ーー好きなことがちゃんとお金になるって本当にいいことですよね。こちらとしても、毎日ふくよかさんの面白い漫画が読めて幸せです。
面白いって言っていただけるのが本当にうれしいですね。毎回これでいいのかなって思いながら描いてるので。
ーー無理せず描けるのは大切ですよね。ご自身のブログを初めて読まれる方におすすめしたい記事や、自分で手応えを感じた記事はどれですか?
「逆ハニートラップ狙われた私たち」は上手く描けたかなという実感がありますね。ある目的のために色仕掛けで近づいてきた同級生のマメオが私や友達を翻弄するお話です。自分としては描きたいように描けて楽しかったです。

▲逆ハニートラップ1 狙われた薬指 : ふくよかまるみのピリカラ人生より
「逆ハニートラップ狙われた私たち」は上手く描けたかなという実感がありますね。ある目的のために色仕掛けで近づいてきた同級生のマメオが私や友達を翻弄するお話です。自分としては描きたいように描けて楽しかったです。

▲逆ハニートラップ1 狙われた薬指 : ふくよかまるみのピリカラ人生より
「自分に嫌なことをする人は切ってしまってもいい」数々のつらい体験から学んだ気づきを伝えていきたい
ーー漫画を描くモチベーションになっているものは何ですか?人生につらいことがすごく多くて悲しく思ってたんですけど、今漫画にすることで笑いに変えたり敵キャラにして仕返ししたり。つらかった過去の自分がちょっと報われて作品に昇華できるのでやっててよかったなと思いますし、すごくモチベーションになってます。
ーー過去の経験を無駄にせずしっかり生かされてますよね。
はい。あと、ただの個人的な思い出話じゃなくてこれから誰かにも起こるかもしれない出来事なので、漫画を読んでもらったらどうしたらいいか対処法がわかるかなとか、注意喚起できたらいいなという思いもあります。
ーーノンフィクション漫画ならではのよさですよね。危険人物が登場するときに、最初は「あれ? 気のせいかな」という小さな違和感から始まるのがリアルですよね。ふくよかさんの漫画を読んでいると、現実でその違和感に気づける確率が上がりそうな気がします。
見るからにやばい人は誰にでもわかると思うんですけど、ちょっとした言動とか距離感がおかしいとか、経験した人にしかわからない気づきのようなものを描くことで、トラブルを回避するヒントになったらいいなと思います。
ーー数々のトラブルを経験されて、学んだことや人との接し方などで変化したことなどはありますか?
SNSで友達を作った話でもこの先の展開でもっと嫌なことをされますし、これから描きたいなと思ってる話では一人暮らしの家を友達に乗っ取られたこともあるんです。なかなかないと思うんですけど。
ーーそれはまたすごいお話ですね。
はい。そうやって数々の痛い目に遭いながらも、それでも私は気が弱くて友達を切れずにいたんです。何十年も友達だったからとか、あのとき優しくしてくれたからとか、いいところを思い出しちゃうんで。でも、「自分のことは幸せにしなくてもいいのかな?」って思ったんです。で、「自分に対して嫌なことをする人とはいっしょにいなくていい」ってやっと気づけました。
ーーそれは本当に大事な気づきですね。
読者さんにも優しい方がたくさんいると思うので、そこは切っちゃっていいんだよというのは今回のインタビューでもぜひ伝えたいなと思ってます。
ーー自分を大切にして初めて他者を大切にすることができますよね。
そう思いますね。自分のメンタルを保って幸せに生きていきたいので。昔からの友達でも“マウント”を取ってくる人や、自分に対して嫌なことをしてくる人はシャットアウトした方がいいというのはやっと気づけたと思います。
SNSで友達を作った話でもこの先の展開でもっと嫌なことをされますし、これから描きたいなと思ってる話では一人暮らしの家を友達に乗っ取られたこともあるんです。なかなかないと思うんですけど。
ーーそれはまたすごいお話ですね。
はい。そうやって数々の痛い目に遭いながらも、それでも私は気が弱くて友達を切れずにいたんです。何十年も友達だったからとか、あのとき優しくしてくれたからとか、いいところを思い出しちゃうんで。でも、「自分のことは幸せにしなくてもいいのかな?」って思ったんです。で、「自分に対して嫌なことをする人とはいっしょにいなくていい」ってやっと気づけました。
ーーそれは本当に大事な気づきですね。
読者さんにも優しい方がたくさんいると思うので、そこは切っちゃっていいんだよというのは今回のインタビューでもぜひ伝えたいなと思ってます。
ーー自分を大切にして初めて他者を大切にすることができますよね。
そう思いますね。自分のメンタルを保って幸せに生きていきたいので。昔からの友達でも“マウント”を取ってくる人や、自分に対して嫌なことをしてくる人はシャットアウトした方がいいというのはやっと気づけたと思います。
「子ども騙しのストーリーは見てもらえない」イッキ見してしまうドラマから読者を惹きつける作品づくりを分析
ーー先程は表情の絶妙さについて触れましたが、お話の展開の作り方も本当にお上手ですよね。
うれしいです! 自分で思いついた作品づくりのポイントがあって、ドラマの『相棒』とか海外ドラマが大好きで寝ずに観ちゃうんですけど、この「寝ないで最後まで観たい」という欲求はどこから来るのか作品ごとに分析してみたんです。あんまり言うとみんな描けちゃうと思いますけど。
ーー企業秘密なんですね。
企業秘密ですね。何を見届けたいかとか、ちょっと大げさですけど1ページずつ「次をめくりたいな」って思わせるような作品を目指して描いてまして。あとはやっぱり、30代、40代の同世代の方向けなので子ども騙しのストーリーは見てくれないなと思って、ちょっとサスペンス的な感じにしたり、そういうのを出したらちょっと面白いと感じてもらえるかなって思いながら、まだまだ全然手探りなんですけどそんな風に描いてますね。
ーーふくよかさんの連載漫画は、ひとつの記事の満足感もタップリありつつ次のお話が読みたくなる力がありますよね。
ありがとうございます! まさにそれです! 場つなぎ的な話だけで終わらせると離れちゃう人が多いなと思って、1話にちゃんとエピソードをひとつ盛り込んで次に行くというのを目標にしてますね。
うれしいです! 自分で思いついた作品づくりのポイントがあって、ドラマの『相棒』とか海外ドラマが大好きで寝ずに観ちゃうんですけど、この「寝ないで最後まで観たい」という欲求はどこから来るのか作品ごとに分析してみたんです。あんまり言うとみんな描けちゃうと思いますけど。
ーー企業秘密なんですね。
企業秘密ですね。何を見届けたいかとか、ちょっと大げさですけど1ページずつ「次をめくりたいな」って思わせるような作品を目指して描いてまして。あとはやっぱり、30代、40代の同世代の方向けなので子ども騙しのストーリーは見てくれないなと思って、ちょっとサスペンス的な感じにしたり、そういうのを出したらちょっと面白いと感じてもらえるかなって思いながら、まだまだ全然手探りなんですけどそんな風に描いてますね。
ーーふくよかさんの連載漫画は、ひとつの記事の満足感もタップリありつつ次のお話が読みたくなる力がありますよね。
ありがとうございます! まさにそれです! 場つなぎ的な話だけで終わらせると離れちゃう人が多いなと思って、1話にちゃんとエピソードをひとつ盛り込んで次に行くというのを目標にしてますね。

▲一万円札でガンガン買い物をする小学生の話1 : ふくよかまるみのピリカラ人生より
ネタ切れの心配は今のところなし! 実体験の“ソフトなもの”から放出している途中
ーーご自身の実体験に基づいたお話の連載が続いていますが、ネタ切れの心配はありませんか?今のところ自分の身に起こったソフトなものから描いているのでネタはまだまだありますが、DMでやり取りをさせていただいている読者さんの体験談も一度描いてみたいと思っています。
一般的な創作漫画とは違って、私のブログはノンフィクションだから興味を持ってくださる方がいると思うので、今後も実際に経験した出来事を忠実に描いていきたいです。
ーーえ! あれでソフトなんですか!?
これでもソフトなんです。5段階の中の2ぐらいですね。いつ他のお話を放出しようかなと思ってます。読者さんがどんなものを求めているのかが今ちょっとずつわかってきて、探ってる状態です。自分が描きたいものと読者さんが求めているものが少しずつマッチしてきているかなと思います。
ーーこれからがますます楽しみです! 今後の目標などはありますか?
今回の月間1,000万PVがまぐれの1回にならないようにしたいです。あと、無理かもしれないですけど月間2,000万PVもいつか達成できたらいいなという思いはあります。
ーーふくよかさんのブログでしたら無理では全くないと思います!
まだまだなんですけど、これから漫画の本数も増やして過去の作品も読んでもらえたらきっといつか達成できるかなと夢を見ながらがんばりたいと思います。
ーー将来の夢はありますか?
死ぬまでに単行本を一冊出せたらいいなというのが一番の夢ですね。50年以内にかなえられたらなと。
ーー50年と言わず、数年以内にかないそうな気がします。では、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。
いつも読んでくださって、コメントで鋭いツッコミを入れていただくのがすごくうれしくて、私もコメントで笑わせていただいています。ありがとうございます! 今のところ、私の漫画はコメントも込みでひとつの作品になってるなって思っているので、これからもツッコミとかも含めて、よろしくお願いします!
ーーふくよかさんには、とてもいい読者さんがたくさんいらっしゃいますよね。
本当にありがたいです。それに応えるのが毎日更新だと思うので、これからも読んでいただけるようにがんばります!
ブログの印象そのままの優しさとサービス精神で、タップリ語ってくださったふくよかまるみさん。熱狂的な愛読者を増やし続けている理由に少し近づいた気がしました! 『ふくよかまるみのピリカラ人生』、ぜひチェックしてみてくださいね。

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