こんにちは、ライブドアブログ編集部です。

今回は、新生活応援企画第2弾(※第1弾はこちら)。
MakeLife+ゆとり時間」管理人で片づけ習慣コンサルタントの今井知加さん全面協力のもと、散らかった部屋でお困りの「るぅのおいしいおうちごはん」管理人るぅさんのお宅を徹底片づけした模様をノウハウ満載でお送りします!

今井さんとるぅさん
片づけ習慣コンサルタントの今井知加さん(左)と、お宅を提供いただいたるぅさん(右)


★ビフォー/片づけ前の状態(午前10時)


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【午前10時】撮影機材や衣類などが無造作に散乱し、足の踏み場がない状態!

――るぅさんのおうちを初めて見た印象はいかがでしたか?

今井:おう……! これはやりがいあるなと(笑)

るぅ:これでもまだきれいな方なんです。子どもが帰ってきたら脱いだ制服や教科書を散らかすし、母はコートやカバンを置きっ放しだし、主人は玄関から靴下を脱ぎ散らかしながら歩くし(笑)

――キッチンはすごくきれいなので、散らかってしまうのはるぅさんのせいじゃなさそうですね。

るぅ:
家族に「キッチンには入ってくるな」と言ってます。 引っ越してきたとき、あまりにうれしくって一週間ぐらいキッチンで寝てたくらいで(笑) だからキッチンはきれいにできるんですよ。

今井:広いし収納もたっぷりだし、和食器と洋食器を分けて収納してるし、とても効率的に収納しています。やっぱり料理が好きだから、キッチンはきれいなんですね。直すところがないです!

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お料理ブロガーのるぅさんにとってキッチンは聖域。大量の食器や食材をすっきりと使いやすく収納されています。

るぅさんの無実が判明したところで、今回の片づけについて順を追って見ていきましょう!


1.片づけの計画を立てる


――最初は何から始めたらいいでしょう?

今井:まずは、どんな部屋にしたいかっていうゴール設定を紙に書き出したりして自分でまとめることですね。「効率的に使いたい」とか「見栄えを良くしたい」とか、自分が求めている完成形を決めておく。それによって収納グッズの選び方も変わってくるので。

――収納グッズは事前に買っておくべきでしょうか?

今井:基本は、ある程度片づけ終わってから買いに行ったほうがいいですね。片づけていく中で計画と変わっていく場合もあって、実際にモノを分類してみないとどのぐらいの量になるかわからないから、途中は仮の収納として紙袋などで代用しておきましょう。

★【いきなり○○しちゃダメ!『大型収納/リビング』を片づける前に、絶対やるべきこと。】


2.まずは「全部出し」


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【午前10時30分】最初は、収納の中のモノなども全て床に「全部出し」するところから。

一見、さらに散らかってしまったように見えますが、モノの量と種類を把握するためにも大切な工程なのだそう。

★【片づけで『モノを減らす』ワザ*「全部出し」の効果は2つ!】


3.モノを分類する・捨てる


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用途や使用シーンに合わせて、モノをひとつひとつ分類していきます。

今回は作業時間が1日と限られているため、事前に収納ボックスを用意しましたが、紙袋などで代用して分類し終わってからモノの量と収納場所に適したサイズのボックスを購入するのがおすすめだそうです。

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「いつか使うかも」は手放す! 

今井:片づけは、やっぱりモノを減らすところからです。

るぅ:片づけられない人は捨てていいかどうかが分からない。私もそのタイプなんですけど、部屋が汚い人はなかなか捨てられないですよね。

今井:「いつか使うかも」って思ってるモノをなかなか手放せないのはよくないかな。例えば、服でもあきらかに今とは趣味が違うけど「高かったからいつか着よう」は危険。そういう場合はとりあえず置いておいて、だんだん部屋が片づいていくと、もっときれいにしたいと思えてきて捨てられたりします。ただ、思い出がつまったモノは無理して捨てなくてもいいと思います。

――確かに。収納ボックスのひとつを「思い出グッズ」にしたのは目からウロコでした!

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たまに見返したい「思い出グッズ」は、ちょっと取り出しにくいクローゼットの上段に!

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【午後3時】ひたすら分類作業を続けて、だいぶ片づいてきました!


4.収納する


モノの分類が終わったら、次は収納作業です。

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「これはよく使うから中段の真ん中、これはたまに使うから中段の端、これはめったに使わないから一番上」など、取り出す頻度や使い勝手をじっくり考えながら収納場所を決めていきます。

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【午後3時30分】収納作業がほぼ終わり、ゴール間近です。

――今回、今井さん的に難しかったポイントはどんなところでしたか?

今井:収納スペースの扉が機能性よりもおしゃれさを優先したデザインだから、横幅90cmの収納スペースに対して間口が50cmとか結構狭いんです。でも、出すときに簡単じゃないと戻さなくなるから、最初に収納を考えるときに死角の使い方には気をつけました。

るぅ:私にはわからない取り出せる角度とサイズがあるみたいで、今井さんはそれをちゃんと測るんですよね。私だったら出せなくなるから外に出して置いちゃうんですけど、今井さんのやり方だとスーツケースも奥のモノもちゃんと出せるんですよ。

今井:実際にやってみないと分からないけど、斜めにすればスッと出せるスペースを確保しておきました。

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こちらが間口が狭い収納スペース。これなら左端のスーツケースも取り出しやすそうです。


★アフター/こんなにきれいになりました!(午後4時)


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【午後4時】なんということでしょう! ごちゃごちゃだった畳スペースがすっきりと生まれ変わりました!

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中から見てもすっきり!

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ビフォー(左)アフター(右)

――片づけを終えてみて、いかがですか?

るぅ:まず、歩けることに感動しました。もうヨガとかできますからね。あと、収納ケースをうまく活用されていたのがびっくりでした。収納ケースを買ったら収納ケースの管理もしなきゃって思って避けてたんだけど、実際に使ったら収納力上がるし、何が入ってるかもちゃんと分かる。

今井:浅いのを選んでますからね。深いケースに入れると層になって出せなくなってしまう。

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使用した収納グッズ。事前にサイズをしっかり測って、モノのサイズ・量に合わせて購入するのが大切だそう。

部屋のきれいさと成績は比例する!? 片づけの意外な効用


――きれいさを維持するために、やってほしいことはありますか?

今井:旦那さんを褒めること。でも、効くかなあ(笑)

るぅ:効かないですよ(笑) 褒められて当たり前の王様だもん。

今井:子どもの方が習慣が早く変わるから、先にお子さんを変えたほうがいいかもしれないですね。クライアントさんのところでも、お子さんが進んで片づけるようになったり「ママも片づけなきゃダメだよ」って言われたりするみたい(笑)

るぅ:これぐらいきれいになればうちの子どもも「わあ!」って喜ぶとは思う。でもうちの子どもこそ、今井さんのセミナーに参加させたい。子ども部屋がすごく汚いんです。

今井:私も子どもの頃は部屋汚かったですよ。父親に「部屋の乱れは心の乱れや」って怒られてたぐらい。うちの父親は教師だったんですけど、家庭訪問に行くと、部屋のきれいさと成績は比例しているらしいです。

るぅ:なんとなく分かる気がする!

今井:部屋が散らかってると、勉強しようとしても机の上の片づけから始めて手紙とか読みふけって終わったりするでしょ(笑) 勉強もしなきゃいけないのにモノがいっぱいあったら、モノの場所まで覚えないといけない。人が一度に覚えられる限界って3つから7つのグループって言われているらしくて、散らかってると本当に必要なことが記憶に残らずに余計な情報しか入ってこないんです。

るぅ:そっかー。すごくいいこと聞いた。 子どもにそのまま教えてやろう。「部屋の乱れは心の乱れだぞ!」って、絶対言ってやろう。

今井:(笑)



整理収納の理論にしっかりと基づきながらも、住む人の要望や暮らしやすさを最優先に考えた今井さんの片づけ術。るぅさんはもちろん、帰宅したご家族にも大好評だったようで、掃除嫌いのお母さんが自主的に片づけを始めたそうです!
もっとくわしい片づけの方法や、今回の片づけ企画の裏話など、お二人のブログでぜひチェックしてみてくださいね。
★「MakeLife+ゆとり時間」【ビフォーの"和室"の主は・・・?*「料理ブロガー」さん宅の『片づけ企画』】
★「るぅのおいしいおうちごはん」【汚部屋】そうだ、掃除をしよう!~必殺仕事人到来~


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