1人でも大変ですから、双子育児は「大変さ」と「苦労」に尽きるのだと思います。そんな子育ての苦労も、ミハイロさんの新刊『コウノトリが二羽飛んできた』を読むと「報われなくても当然」「笑えればいいか」と、ふと肩の荷が軽くなる気がします。
主人公のミハイロさんは、2児のパパ。不妊治療の末に授かったのは、双子の男の子でした。セイくん・レイくんと名付けられた2人が生まれてから3歳までの子育ての苦労や無常をコマ漫画で描いています。
双子のセイくん・レイくんは、まさに天使と悪魔。ニコニコしていたかと思うと、急に切り変わって攻撃してくるようなツンデレを発揮し、思わず笑ってしまいます。子どもたちの急変に驚きつつも、子育てに奮闘するミハイロさんのイクメンぶりも愛嬌たっぷりに描かれています。
双子の赤ちゃん時代の寝かしつけエピソードには、「あるある!」と共感すること必至。寝かしつけた後、絶対起こさないよう忍者のように慎重に歩くも、自分の関節がポキッ!っと鳴ってしまったり、おもちゃにぶつかり音を出してしまって、不本意ながら2人を起こしてしまいます。
おむつ換え時やトイレ・お風呂時の惨事には、思わず爆笑です。子どもがいる人なら誰もが一度は経験したことのある“うんち&おしっこ”事件を、ミハイロさんの個性的なタッチとあふれる表現力で描いています。その苦労がたまらなく伝わってくるので、ぜひ見てみてください。
「パパじゃない」ネタや「パパ報われない」エピソードには、ちょっとかわいそうになりますが、世のパパたちは共感するのではないでしょうか。奥さんとのさりげない会話ややりとりにも、夫婦の微笑ましくもピリッとしたリアルな様子が描かれていて面白いです。
双子育児は、苦労も2倍だけれど喜びも2倍。個性豊かに、どんどん成長していくセイくん・レイくんの姿に自分の子どもを重ねたり、将来の自分の子どもを想像してみたりして、子育ての楽しさや喜びを感じてみるのも良いのかもしれません。
ミハイロさんの同名ブログ『コウノトリが二羽飛んできた』でも、リアルタイムで子育てマンガが更新されているので、ぜひチェックしてみてください。
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