SNS全盛の今、写真映えのする素敵な暮らしに憧れたり、目指している人は多いのではないでしょうか? そんな方に、ちょっと立ち止まって読んで欲しい本『「ひとり力」のある暮らしかた』が発売されました。著者は、ゆるミニマリストとして活躍する阪口ゆうこさんです。
誰かの意見に合わせたり、真似をしたりするのではなく、衣食住さまざまなことを「自己流」「自分好み」に変える。それによって誰にも依存せずに生きられ、日々を楽しく豊かに暮らせるようになると言います。そんな暮らしのアイデアをまとめた濃厚な一冊です。
毎日たくさんの情報を見聞きし、人と交流することで、「あれが欲しい」「あの人みたいになりたい」など、人はたくさんの影響を受けて生きています。そんな時にこの本を読むと、ハッと我に返り「他の人には良くても自分に合うとは限らない」「周りに振り回されずに、自分の直感を信じてみよう」と思わせてくれることでしょう。
誰にも依存せず、自分の価値観や直感で考える力=“ひとり力”
阪口さんは、滋賀県在住で夫と2人のお子さんの4人家族。阪口さんの考えは、タイトル通りで「ひとり力」に満ちています。誰にも依存せず、自分の直感や価値観で考え、判断する。そうすることで世界は変わると言います。本書は、衣・食・住・美など7つのジャンルに分けられています。例えば、「衣」で書かれていることは、このようなことです。
・着ているものでその人の本質は決まらない「人は服では決まらない」
・期待値より高い品質のものを買う必要はない「高級品が似合うとは限らない」
・心身ともに気持ちよく過ごせないなら「ヒールは履かない」
挙げた以外にも、「食べ物の好き嫌いは当たり前」「なにもしない化粧法」「趣味は“趣味探し”」「“しんどい”は口にする」など、阪口さんの飾らない文章で物事の本質を突いてきます。「こうあるべき」「こうでないといけない」という思い込みから解放される言葉の数々は、肩の荷を降ろしてくれ、「自分流を貫けばいい」と力強く背中を押してくれます。
これからの時代、人々の生き方はもっと多様になっていくはずです。どんな状況でも重要とされるのが“ひとり力”だと思うので、“ひとり力”を育むためにも、ぜひ一読しておいて損はないでしょう。
阪口さんのブログ『HOME by REFRESHERS』では、日々の出来事や物事の考え方、ミニマリストとしての暮らしの工夫など、幅広いテーマでブログを更新中です。阪口さんの楽しい人柄が伝わってくる内容なので、本書と合わせてぜひチェックしてみてくださいね。
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