人気ブロガーmoroさんの新刊『自閉症くんのトテトテ小学生生活』が発売されました。moroさんといえば、ハンドメイド作家として活躍しながら、発達障害の息子“こもたろ”くんの育児や暮らしをつづるブログ『moroの家族と、ハンドメイドと。』が有名です。前著となる『自閉症くんは1年生』の続編にあたる本作では、こもたろくんの小学校2年から5年までの成長ぶりをまとめています。
学年が上がるにつれて、同学年の友達が増え、下級生への気遣いやサポートする力も育まれ、少しずつお兄さんになっていくこもたろくん。自閉症児にとって、集団行動や初めてやること、新しい場所での活動はとても大変なことで、特別支援学級や放課後等デイサービスの先生のサポートを受けながら乗り超えていきます。得意なこと・好きなことにはまっしぐら、苦手なこともマイペースに少しずつ、タイトルにあるように“トテトテ”ゆっくり成長するこもたろくんの姿が愛らしく、応援したくなります。
学校行事、イベント、家族旅行……きちんと準備をして、できる範囲で楽しむ
こもたろくんが、発達障害の自閉症スペクトラムと診断されたのは、2歳の頃。現在は、特別支援学級に通いながら、普通の子どもと一緒に活動する交流学級にも参加しながら、充実した小学校生活を送っています。
2年生では、夏休みから放課後等デイサービスの利用をスタートしました。変化が苦手なこもたろくんは、初日にトラブルが発生しますが、3日ほどで慣れ、楽しく通い始めます。2年生で、人生初のプラネタリウムにも挑戦します。
3年生では、学校での変化にも臨機応変に対応できることが増えてきました。夏休みには、キャンプで様々な経験をし、マラソン大会ではラストスパートを見せてくれました。卒業式にも最後まで参加できるほどステップアップしました。
4年生では、1泊の宿泊学習を体験。交流学級では、理科と音楽の授業に参加しながら、運動会では予想外の新たな才能を開花させます。
お友達との会話も増え、人に注意するときも優しくアドバイスができるようになった、こもたろくん。年下の子をサポートし時には譲ったり、ケンカになりそうなときは自分から止めることができ、先生を手伝うなどの気遣いもできるようになりました。優しい人柄に加え、折り紙や工作が得意なこもたろくんは、特別支援学級の人気者です。
(ブログでは書籍化への思いなどもつづられています。)
6年生になった現在の課題は、中学校をどうするかについてです。「今できる限りのこと、最善の道を示すことが大事」と考え、信頼できる人に相談しながら、情報収集を行うmoroさんの毎日は、これからも続いて行きます。moroさんのブログ『moroの家族と、ハンドメイドと。』では、こもたろくんとmoroさん一家の楽しい日常も紹介していますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
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