発達障害が一般的に知られるようになったのはごく最近のこと。大人になってから発達障害と診断された人たちが、どうやって困難を乗り越え今に至ったのかを紹介したコミックエッセイ『発達障害と一緒に大人になった私たち』が発売されました。



著者は発達障害当事者であるモンズースーさん。「生活の中で困った時、他の人はどうしているの?」「息子を育てる上でのアイデアを知りたい」「家事・仕事をどう続けていったらいい?」と疑問に思い、読者からエピソードを募集。その中からモンズースーさんを含む、9人のエピソードをまとめています。

今まで知られることのなかった発達障害の困難や苦労、生きづらさ。その中で、自分なりに対処法を見つけて前へ進む姿がとても印象的です。発達障害をよく知らない人には深く知るきっかけになり、当事者には「他の人も同じなんだ」「無理に頑張る必要はない」と背中を押してくれる一冊に仕上がっています。


こちらの記事では、過去の発売されている書籍も紹介されています!


年齢や程度もさまざま。発達障害が分かるまでの十人十色の物語


著者のモンズースーさんが発達障害だと分かるまでの道のりは長かったようで、小学生の頃から忘れ物が多かったり、授業でノートを取るのが苦手だったり、中学高校では友達付き合いがうまくできなかったり、学生時代は苦労する事も多かったそうです。

卒業後、仕事をはじめますが職場でも苦労が多く、転職や引越しを繰り返しながら今の夫と出会い、結婚・出産に至ります。そして自分がADHD(注意欠陥・多動性障害)だと知るのでした。また第2子妊娠中に、1歳半の息子が発達障害グレーゾーンと判明しました。

他にも、10代後半から40代後半まで、男女幅広い年代の例を紹介しています。同じ診断を受けても程度が異なり、その人のパーソナリティや家族、置かれた状況が違うことで、進路や人生が異なっていることを感じられる本書。仕事のケアレスミス対策や、ペアレントトレーニングで学んだ育児対応法など、それぞれが見出した対処法も秀逸です。

人々への認知が広がり、職場や学校でも言える環境になり、発達障害でも少しずつ生きやすい社会へと変化しているようにも感じます。発達障害の人が「今後どう生きるか」、発達障害の子を持つ親が「どう子育てをするのか」――本書はまさに“生きるためのヒント”、“道しるべ”が詰まった本になっています。

モンズースーさんのブログ『凸凹ハウス~親子で発達障害でした~』も、合わせてチェックしてみてくださいね。


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